LAN配線工事・ネットワーク構築
LANとは何ですか
Local Area Networkの略でLAN。Local Area Network(ローカル・エリア・ネットワーク)とは、広くても一施設内程度の規模で用いられるコンピュータネットワークのこと。その頭文字をつづったLAN(ラン)と書かれます。LANケーブルは、さしずめLocal Area Networkを構築するための物理的な配線といことです。
LANケーブルの作り方・オフィスのLAN配線の設置は専門家へ
LAN配線は、LANケーブル内の8本の導線をRJ45のモジュラープラグに結線してかしめてつくります。標準(A配線)、オプション(B配線)の2通りの結線方法があります。 LANケーブルの中の導線の配置の関係でB配線で作成する方が簡単です。B配線は、次の通り 白橙 橙 白青 緑 白緑 青 白茶 茶の順でRJ45に入れてカシメる 道具でつくります。市販品のLANケーブルより安く配線できるのと、幹線の長さに応じた配線がつくれるのでオフィスでのLAN配線は、専門家に頼んだ方がメリットがあります。オフィスの広さによりますが、Cate6のケーブルを、ワンフロアで1428メートル引いた例もあります。
LANケーブルの引き方はどうする
まず起点になるのは、NTTひかりファイバのONU(終端装置)の場所です。ひかりファイバのONUの近くに、インターネット接続のためのルータを設置しセンタースイッチングHUBを置くことが一般的です。そこからオフィスの机の島・プリンター複合機などに向けてLANの幹線をひいていきます。上記図面などで配線箇所などを打ち合わせします。LAN配線には、行先の名前をわかりやすくつけます。テスターでLAN配線の結線の間違いがないか確認します。LAN配線のミスは、ループの原因になることが多いので 分かり易く配線することが求められます。
ループやネットワーク機器の故障障害対策
インターネット閲覧 メール受信 ファイルサーバーとの通信 ネットワークプリンタ印刷などが利用できなくなる、あるいは、内線IP 電話がブツブツ切れる、片側通話になる、電話が使用不能になる、主装置発見エラーになる、などとネットワーク障害は、突然起きます。その原因の 多くは、LANケーブルのループ配線であることが圧倒的に多いです。見分け方は、スイッチングHUBのLANポートのランプが激しい点滅を繰り替えしているかどうか でわかることが多いです。対策としては、一本ずつケーブルを抜いて、ランプの激しい点滅がおさまるかどうか、で原因を突き止めます。経験からですが、スイッチングHUBのポート故障だったこともありました。無線ルータの故障から、不正なパケットをネットワークに流し、IP電話が利用できなくなる原因となっていたこともありました。それを外したら正常になった場合もありました。このように、ネットワーク障害の原因を見つけるのは、手間がかかり、ひとつずつ、問題個所を見つけていく作業になります。最近のスイッチングHUBにはループ検出機能がついているものも多くなっています。