イーサネットVPN 全拠点のネットワークアドレスを同一にできる。Flebo
Fleboは、従来ソフトウェアで処理していたIPカプセリング処理をハードウェアで行なうことで、高処理能力と操作の簡易化を実現しました。Bフレッツやフレッツ・ADSLのフレッツグループアクセスを利用して、企業の拠点間であたかも1つのLANのように通信できるイーサネットVPNが構築できます。Windowsのファイル共有やさまざまなアプリケーションが利用できます。また、一般的なブロードバンドルータの約3倍程度の処理能力があるため、音声や映像などをともなうテレビ会議やSip-IP電話ビジネスホンを全拠点で快適に利用できるインフラを提供できます。設置は、VPNルータより簡単、拠点ごとにTAのように容易に設置できます。推奨されるネットワーク端末は250数台。ちょうどクラスCのIPアドレスで、全拠点のアドレスを同一セグメントで構築できます。Fleboの製造メーカー:株式会社フジクラ 。Fleboは、NTT西日本と株式会社フジクラが、共同開発しました。
インターネットVPNより安全、簡単、スループットも早い
従来のインターネットVPNは、ルータの専門知識が必要で、構築に時間とコストがかかり、保守も容易ではありませんでした。ルータを利用したインターネットVPNでは、拠点間のローカルアドレスを違うアドレスで使用する必要があります。したがって、ブロードキャストを利用するサービスは使用できず、例えば標準では、WINDOWSのネットワーク共有・コンピュータ名の閲覧が使えません。その点、L2スイッチとして動作するFleboを利用すれば、同じローカルアドレスを拠点間で使用できるため、距離があっても全く同じネットワークにいるのと同じことになります。 その為、Windowsのネットワーク構築やSip-IP電話ビジネスホンの導入が極めて簡単に実現できます。しかも、フレッツ網における閉域サービスとなるので、インターネットVPNより安全で、スループットも早く、保守にもVPNルータと比較して極めて簡単に行えます。
フレッツグループアクセス以外にもインターネットでもイ-サネットVPNが簡単に接続できます
Tのフレッツグループアクセスは、東日本と西日本での相互接続はできません。では、例(東京ー大阪間での接続)が全くできないのかと言えば、そうではありません。Flebo光では、インターネットVPNもサポートしています。その場合、固定グローバルアドレスが、2拠点に必要になります。インターネットVPNを利用した場合も、Fleboは、L2スイッチとして動作しますので、各拠点のローカルアドレスは同一で使用できます。
イ-サネットVPNで実現できることのまとめ
Windowsのコンピュター名前解決でできます。 スループットが早くファイルのコピーが短時間で終了します。 ルータでのインターネットVPNより断然早いです。 DHCPサービスを有効に活用できます。 各拠点は、同一ネットワークになるので、デフォルトゲートウェイが1台で済みます。 Fleboは、あくまでもL2スイッチでの動作になります。インターネットに接続するためにはルータを立てる必要があります。