ひかり電話オフィスをビジネスホンで利用するための豆知識
ひかり電話オフィスとビジネスホン主装置との接続形態
上記、写真は、ひかり電話オフィスを4チャンネル3番号で運用している機器構成の写真です。 ひかりファイバーと言えば、細い線をNTT工事でひいているのをご覧になったお客様いらしゃるのではないでしょうか。最後に設置するBOX(終端装置=ONU)には、電話回線のようなものは見当たりません。あるのは、LANケーブルが刺さるポートがあるだけです。なのに、どうしたらビジネスホンと接続できるの?と不思議に思うのは当然です。 終端装置だけでは、ビジネスホンとの接続はできません。終端装置とビジネスホンを繋いであげるためには、OG410/810Xi又はOG410/810Xaと呼ばれるひかり電話オフィス用のVOIPアダプタが必要になります。
OG410X/810Xの役割
OG410X/810Xは、IPネットワーク網の音声のパケットを、ビジネスホンに判るようにアナログ回線 又は、ISDN外線用に変換してくれる機械です。この変換機器があるから、今までのビジネスホンでもひかり電話オフィスが利用可能になる訳です。 受話器から話す声が、アナログ信号かISDN信号に乗せて繋がっていく仕組みは、今までの電話の仕組みです。ビジネスホンは、何も考えず音声を外線に送りこみます。そこに待受けているのがOG410X/810Xです。OG410X/810Xは、アナログ あるいは、ISDN信号での声を受けとり、機械内でIPネットワーク用の音声パケットに変換して送り出す訳です。又、相手の声が、聞くことができるのは、音声パケットをアナログ あるいは、ISDNに変換してビジネスホンに届けてくれるからです。こうした形で、光ファイバーがビジネスホンで利用できる仕組みが出来上がっています。
ビジネスホンでひかり電話オフィスを利用する場合のポイント
ビジネスホンでひかり電話を利用する場合の最大のポイントは、ビジネスホン側の収容されている外線ユニットが、アナログ外線ユニットなのか、ISDN外線ユニットなのか、と言う点です。ここをしっかり調査していないと、ひかり電話のアダプタのどのタイプを選べばいいかがわかりません。アナログユニットが入っている場合には、OG410X/810Xを選択する必要があります。ISDN外線ユニットが入っている場合には、OG410X/810Xiを選択します。では、OG410X/810Xとは何かと言いますと、最大通話チャンネル数です。420は、4チャンネル。820は、8チャンネルです。aは、アナログの略で、iはISDNの略です。
ひかり電話オフィスをアダプタなしで接続できる新型ビジネスホン
主装置に直接ひかり電話オフィスを収容できます。ですから、外付のVOIPアダプタなしで直接、終端装置から主装置にLANケーブルを接続できます。これを、直収タイプと呼んでいます。現在の新機種は、すべてひかり電話オフィス ひかり電話オフィスAを直収できるものになっています。